何から始めればいい？就活の進め方・大事なポイントを解説

Oさんはどのくらいから就活を始めましたか？

早いですね！確かに早い人だと3年生の夏のインターン頃から始める人もいますね。比較的多いのは、年末年始後の3年生の1月頃からかなと思います。

正解がないことが前提ですが、個人的には以下のような流れがおすすめです。

①色々な企業の説明会を聞きに行くなど、積極的に情報を得る
・色々な業界、仕事があることを知る→選択肢が広がる
・大人と話す機会を持つ→面接慣れにもつながる
・何をやりたいのか、自分がどういった存在を発見する→自己分析につながる

②自己分析
・自分史を作成し、過去の自分を掘り下げるとともに、未来のなりたい姿・ありたい姿を思い描く

③選考に進む
・ただただ選考を受けるだけではなく、振り返り・復習が大事

選考が始まると、受けて満足してしまう学生さんが多いのですが、やってみてどうだったか、上手くいかなかったことはなんだったのかを振り返り、次にどう繋げるかが重要です。

就活の準備は9割が自己分析だと思います。
実際、選考で不合格になった理由を学生に尋ねると「企業研究が足りなかった」「業界研究が甘かった」と答えることが多いのですが、根本的な課題は「自分を理解できていない」ことにあると思います。自分がどうなりたいか、何をしたいのかを明確にした上で、それを達成するための手段として、ある業界やある企業に入社したい、となるのが望ましいと思います。
そのため業界研究を始めるタイミングとしては、本当に行きたい業界が決まってからでも良いと思います。

業界全体を調べることよりも、仕事（＝業務）の理解が重要だと思います。具体的に何をするのか、どんなスキルが求められるのかを把握することで、自分の強みと適性を正しく見極めることができます。仕事内容を深く理解することが、適切なキャリア選択につながります。
そのためには、実際に働いている人に話を聞くことが有効です。どのような点が評価されるのか、そのために何が求められるのかを知ることで、入社後に活躍できるか判断しやすくなります。
入社がゴールになりがちですが、重要なのは入社後に何を成し遂げたいかです。業界への熱意があっても、その企業に求められる能力がなければ採用されません。自分が入社後にどう貢献できるのかを明確にすることが大切です。

社会人から話を聞き、実務を理解することは、インターンやOB/OG訪問に限らず重要です。企業は仕事内容や業務内容を正しく理解しているかを重視しています。
例えば、エンジニア志望の学生が「仕事以外でこんなに勉強時間を確保しなければいけないとは思わなかった」「こんなにエラーが発生するとは想定していなかった」と入社後にギャップを感じることがあります。しかし、実際のエンジニア業務では、エラーが発生した際に問題点を特定し、解決策を考える思考力が求められます。ただ「コードを書いてシステムを作る」と考えているだけでは、ミスマッチにつながる可能性があるため、事前に実務への理解を深めることが大切です。

新卒採用では高度なスキルよりも、エンジニアとして本当に活躍したいという意志や動機が重要視されます。そのため、過去の実体験から動機や根拠を明確にし、将来のキャリアビジョンを持っているかが問われます。例えばエンジニアといってもSIerでは、コードを書くこと以上にディレクション能力が求められるシーンが多いなど、企業ごとの業務の特性を正しく理解しているかが重要です。その企業における職種の特徴を掴み、自分に合った働き方を考えることが、相互にミスマッチを防ぐ鍵となります。

インターンを通じて何を得たいのかを明確にすることが重要です。例えば、社会経験を積みたい、営業などのスキルを身につけたい、興味のある分野が実際に自分に合うか確かめたいなど、目的を整理することで、より有意義な経験が得られます。インターン選ぶにおいても、さまざまな企業の話を聞くことが大事だと思います。

そうですね。ここまででも述べてきましたが、企業の説明会に参加したり、大人と話をしたりすることで、仕事の実態を知る機会を増やすことだと思います。積極的に情報を取りに行き、実際に経験することで、自分自身を理解し、なりたい自分になるための仕事や業界を見つけることができると思います。

誰かに相談するのが良いと思います。自分だけで振り返ろうとするとどうしても視野が狭くなり、不安もネガティブに捉えがちです。不安を吐き出したり、うまくいっている人に相談することで新たな視点が得られ、前向きに進むことができると思います。
ツールやサービスも日々進化しているので、そういったものもうまく活用しながら、効果的に就活を進めていきましょう。